買ってよかったです。ただし理由は「安心」ではなく、夫婦の時間が戻ったからです。
ベビーカメラを買って一番変わったのは、安心感ではありませんでした。
夫婦がヒソヒソ声で話すのを、やめられたことです。
子どもが寝たあとは、テレビをつけない。つけても音を絞る。会話は小声で、笑ったら「シッ」。物を置くときも一度手を止めてから、そっと置く。
寝かしつけに1時間かかった日は、本気でこうなります。こちらの物音で起きたら、全部やり直しですから。
そのうえ、静かすぎると不安になって、そーっとドアを開けて見に行く。そのドアの音で起きる。毎晩これでした。
一日で一番ほっとできるはずの時間が、音を立てないための時間になっていました。
うちは21時に寝かせて、寝室のベビーベッドをカメラで映したまま、別の部屋で過ごしています。
普通の声で話せるし、YouTubeも見られます。安心したというより、我慢しなくてよくなった、という感覚です。
一日の終わりに30分でも力を抜ける時間があると、翌日の余裕が変わります。育児がしんどい日は、たいてい前の晩に休めていません。
買う前は映像が大事だと思っていました。使ってみると逆で、効いたのは音でした。
赤ちゃんは、泣く前に「うにゃっ」と小さな声を出します。それが聞こえると、本格的に泣く前に動けます。映像だけだと、画面をずっと見ていないと気づけません。
モゾモゾしてまた寝る、というのも音で分かります。前は気配だけで見に行っていたので、行かなくていい回数がぐっと減りました。
前は泣き声が聞こえた時点で部屋に向かっていました。いまはまず画面を見て、本気で泣いているのか、寝言のようなものかを判断します。
本気なら行く。声が出ているだけなら少し待つ。待つとそのまま寝ることが多く、前はそれを全部拾いに行っていました。
カメラが効いているのは、子どもは寝室、親は別の部屋、という形にしているからです。
別室にした瞬間、見えないという問題が丸ごと生まれます。うちは先に別室にして、その不安をカメラで埋めました。
寝床のほうは、固さで選んだベッドインベッドを使っています。
カメラが要るかどうかより先に、どこで寝かせるかを決めるほうが早いです。別室にするなら要ります。
同じ部屋で寝ている家では、見に行く手間がそもそもありません。出番は少ないはずです。
寝返りが始まってからの使い勝手は、うちもまだ分かりません。
ベビーカメラは、上を見ると数万円します。首振り、追尾、温湿度、泣き声通知。機能はいくらでもあります。
うちが欲しかったのは、この2つだけでした。
これを満たす中で一番手頃だったのがBabyGooです。うちの使い方では、これで足りています。ほかの機能は比べていません。
ベビーカメラの説明には、たいてい「安心」と書いてあります。でも安心が増えるかどうかは、買ってみないと分かりません。
買う前に考えやすいのは、毎日やっている手間のどれが消えるかです。うちでは「そーっとドアを開けて見に行く」が消えました。1日に何度もやっていたので、それだけで元は取れています。
理由は、親の時間が戻ってくるからです。寝たあとに小声で暮らしているなら、それは道具で解決できます。
記録はすべて我が家の子ども1人のものです。医療・発達に関する判断は、かかりつけ医や自治体の相談窓口へ。